とんとご無沙汰だった遊戯関連の更新。ターミナルの第14弾にして、転換期だろう。
物語りもここでまた一旦完結するようだが、バックストーリーは非常に熱い。その分、バックストーリーのアオリを喰ったテーマも見受けられるが、それは仕方ないことか。
氷結界の三龍のヴェルズ化、リチュアの禁呪により蘇ったインヴェルズ、ジェムナイトの結束の力、セイクリッドとヴェルズの最終決戦、そして光臨する創星神。一本書けるじゃないですかー!
相変わらず、実際の使用感等よくわかんないカードだらけなのはご愛嬌。
●異次元エスパー・スター・ロビン
今回から、アニメキャラの新カード枠が割かれるようになった。今回はエスパー・ロビンと鉄男のカードを収録ということで、そこはかとなく誰得感がするが、ロビンは最上級モンスター。レベルこそ10だが、召喚制限などは特にない。むしろこれは「トレード・イン」を使いにくいデメリットになっている。
相手のダイレクトアタックに反応して守備表示で一度だけ蘇るが、これをメイン効果と据えるのであれば何らかの構築が必要になってくるか。「王宮の鉄壁」があればとりあえず何度でも攻撃は防げるけど・・・ううん? やっぱり墓地へ送りにくいレベル10なのがネック。
●野獣戦士ピューマン
「ピューマン」さんに肩書きがついたけど、別物。ステータスも中途半端だし、種族もサーチし難いし、せめて手札から捨てて効果が発動できればなあ。召喚権使うのはしんどい。
●鳳王獣ガイルーダ
地味過ぎて微妙な印象しか持てないかもしれないが、1体リリースのレベル6上級モンスターの中では「デーモンの召喚」クラスの高攻撃力に加え、メリット効果までついてる。というふうに実はスペックこそ低いわけではないのだが、まあやっぱり地味だよね。
●鉄巨人アイアンハンマー
特殊召喚モンスターっぽいが、召喚制限は何にもかかってないので通常召喚や捨て蘇生、リクルーターなどにも対応している。いかにもな岩石族らしいステータスと効果だが、「反転世界」などで攻守を逆にしてのダイレクトアタッカー運用というのは確かに面白い。何らかのサポートがない場合、表示形式変更不可のデメリットがあるので「巨大ネズミ」や「リビングデッドの呼び声」などで特殊召喚した場合は注意しよう。
●異次元ジェット・アイアン号
ロビンデッキを組む意義としては、「アイアンハンマー」かこのカードになるわけだが、コストにしたモンスター達の合計攻撃力は8000にもかかわらずこのカードの攻撃力は4000。ただ出しただけでは意味がない。手札からもコストが確保できることを利用して突然フィールドに現れ、そのまま効果を使ってロビンファミリーに変わる、というのが基本的な活用法としてデザインされているのだろうか。また、一度特殊召喚してしまえば蘇生が可能なので、それ以後は蘇生カード1枚でロビンファミリー4体を蘇生することが可能、ということになる。折角ロビンデッキにするのであればこの戦術を組み込んでいきたいところだが、正規手順の特殊召喚に結構な手間とカードをかけてるからなあ。浪漫か、やはり。
●アイアイアン
鉄男のカードは基本的には機械族を種族としてサポートするカードばかり。テーマではなく種族としてのサポートというのは個人的には非常に好感が持てるところではある。
ノーコストで永続的に攻撃力を上げることのできる下級モンスターだが、攻撃力を上げたターンは攻撃できない。下級モンスターとしてはなんとも無難どころで面白みに欠ける感じが否めない。性質上、2000アタッカーならば適役はわんさかいるので、そうだなあ・・・「銀河眼の光子龍」のリリース要員、とか・・・?
●ブリキンギョ
「切り込み隊長」の亜種も割と数が増えてきた。レベル4限定であるため、効果だけなら「切り込み隊長」、「ゴブリンドバーグ」の下位互換。種族、属性、ステータスで必要なほうを選択しよう。
●ネジマキシキガミ
墓地を機械族に統一させる必要があるということは、必然シンクロやエクシーズに縛りが生じる。機械族は種族統一させにくいわけではないので、このカードや「一族の結束」をうまく生かせる構築ならばなしではない。ぱっと出せるレベル8、一度特殊召喚してしまえば蘇生も容易ということで、レベル8エクシーズ役として期待できないわけではないのだが。機械族のランク8エクシーズには「No.15 ギミック・パペット-ジャイアントキラー」が存在するにはするが、その専用エクシーズカードとすると微妙。まだカード化こそしてないけれど、「No.40 ギミック・パペット-ヘブンス・ストリングス」という(たぶん)機械族のランク8エクシーズもアニメには登場してるので、期待してみよう。単体でも効果は別に弱いってわけじゃないぞ。
●ジェムナイト・ラズリー
種類こそ少ないがジェムナイトは生き残っている。「ジェムナイト・オブシディア」の特殊召喚ではなくサルベージ版、に見えるが、割と違うポイントは「コストなどではなく、効果で墓地に送られないといけない」「その代わり別に手札からじゃなくてもいい」の二点。ジェムナイトデッキでは融合素材にして効果を発動させる運用はオブシディアと同様だが、このカードはフィールド上から融合しても効果を発動する。「おろかな埋葬」には対応するが「サンダー・ブレイク」には非対応。採用しているカードに応じて、どちらのほうが使いやすいか判断しよう。単純な効果だけならばサルベージよりは特殊召喚のほうが分があるかな、と個人的には見るが、フィールドの圧迫や「奈落の落とし穴」の存在など考慮すると一概にどちらが使いやすいとは言えないかな。
●リチュア・ナタリア
リチュアもしつこく小悪党を続けている。そしてなぜかまたもスピリットモンスター。下級打点はそこそこだし、墓地回収も重要ではあるリチュアだが、召喚権も同じくらい大切だからなあ。デッキトップがリリュアであるとアドバンテージを稼げる「イビリチュア・リヴァイアニマ」や「ジールギガス」のサポート・・・いやー厳しいかー。
●セイクリッド・シェアト
セイクリッド達が一番効果や回り方を把握していない。あと名前と効果を一致させづらい。似たような効果多いし。色々増えたものの、セイクリッドのメインは「セイクリッド・プレアデス」だと思うので、やはり基本はエクシーズがメインのテーマ。召喚権を使わず特殊召喚し、レベル調整効果も持つというのはなかなか使いやすく見えるのだけれど如何なものか。
●セイクリッド・ハワー
墓地、もしくは手札で腐った上級セイクリッドに姿を変える。「シェアト」と似てるようでまた違った運用法ができそうだが、蘇生したセイクリッドの効果は消えないので、使うのであれば特殊召喚時、または起動効果で効果が使えるセイクリッドを蘇生していきたいかしら。
●セイクリッド・レオニス
通常召喚の回数を一回増やすセイクリッド。こんなのいたぞ、確か。あれ、いなかったっけ?
●セイクリッド・アクベス
セイクリッド全てのステータスを永続的に500アップする。特殊召喚時にも対応してるし、決して弱い効果ではないのだが、特殊召喚したセイクリッドは基本そのままエクシーズ素材に使いそうだし、セイクリッドのエクシーズがいる時にこいつを召喚してまで欲しい効果かと言われるとちょっと怪しい。エクシーズセイクリッドはみんな除去も持ってるしね。
●セイクリッド・カウスト
セイクリッドのレベルを±2の範囲でいじくれる。このカードはレベル4なので、単体でレベル2から6にまで変化できるし、横にレベル4のセイクリッドが並んでいる状況ならば互いにレベルを1ずつ上げる、もしくは下げることでランク3~5までのエクシーズを使い分けることができる。召喚権を増やしたり特殊召喚したり、とモンスターを2体並べることには定評があるセイクリッドなので、非常に扱いやすい効果だろう。割と必須カードなのではなかろうか。
●セイクリッド・レスカ
上級セイクリッド。同じような効果の上級セイクリッドはいたが、こちらはレベル6。呼び出したいエクシーズモンスターによって使い分けたいが、それはデッキ構築の段階からかな。
●セイクリッド・アンタレス
こちらも上級セイクリッド、同じくレベルは6。アドバンス召喚のディスアドバンテージを即座に取り返してくれるが、うまく活かしたければやはり「レスカ」からの特殊召喚が理想なのだろうか。事故率を増してもレスカと組ませるか、あるいは単体起用もできないことはないステータス、効果ではあるが・・・。
●ヴェルズ・カストル
ヴェルズ化した「セイクリッド・ポルクス」・・・の、双子の兄らしい。いい設定だ。ヴェルズの下級モンスターはヴェルズ縛りのエクシーズ素材に使用できることと、専用魔法・罠のサポートを受けれること以外、ヴェルズモンスター間でのシナジーはほぼないのだが、このカードはヴェルズでモンスターを統一する大きなメリットの一つ。エクシーズに繋げる以外にも、上級ヴェルズは意外と使いやすい効果のものが多いため、そちらのアドバンス召喚の足がかりにもなれる。
●ヴェルズ・オ・ウィスプ
ヴェルズ化した「フレムベル・オリジン」。基本的には壁。アタッカーにこそならないが、属性を問わない「A・O・J ブラインド・サッカー」。って言ってもマイナー過ぎて伝わらないか、ぐぬぬ。下級打点はほぼ全てシャットアウトする守備力に、おそらく一回きりとはいえ効果を封じるオマケもついている。壁モンスターとしては高性能。
●ヴェルズ・アザトホース
ヴェルズ化した・・・これはワームの集合体か。すさまじいイラストのインパクト。元がワームらしくリバース効果で相手1体をデッキに戻してしまうという高性能な除去効果を持つが、特殊召喚された相手モンスター、と対象は限定されている。守備力も壁として機能する程度にはあるのだが、特殊召喚されたモンスターがシンクロ・エクシーズモンスターならばデッキバウンスも手札バウンスも同じことで、特殊召喚されていないモンスターも対象にできる分「ワーム・ヤガン」やら「墓守の番兵」やらのほうが使いやすいかな。イラストすっごい良いんだけど。
●ヴェルズ・サンダーバード
ヴェルズ化した「霞の谷の巨神鳥」。相手の行動に反応して、除外ゾーンに姿を晦ますことができる。除去を避けたりすることこそできるものの、その後このカードで状況を打破できるかどうかはまた別の話。打点はアップして1950と下級としては上々で、同じ鳥獣族には近い効果を持つ「星見鳥ラリス」が・・・ってこいつ雷族かい! 「雷鳥」は雷族で、成長して巨神鳥になると鳥獣になり、ヴェルズ化するとまた雷族に戻る・・・どういうことなの。ヴェルズデッキならリリース・エクシーズ素材確保要員兼アタッカーとして使えないことはない、かな。
●ヴェルズ・サラマンドラ
ヴェルズ化した「ジュラック・タイタン」。墓地を除外して攻撃力をアップする、「魂を喰らう者 バズー」の互換モンスターか。闇属性主体のデッキならば「闇次元の開放」と絡めることができたり、恐竜族として見るならば「ディノインフィニティ」と相性の良い下級恐竜族として活躍できそうだ。
●ヴェルズ・ゴーレム
ヴェルズ化した「カタストル」。名前は「ヴェルズ・カストル」のほうが近いけど。なぜか岩石族なのは残骸だからか。上級モンスターにしては攻撃力はやや低めだが、ノーコストの除去効果を持つ。闇属性にも下級にもエクシーズモンスターにも効果はないのが難点だが、下級ならまず戦闘破壊できるだろうし、後出しから一体除去するだけでも活躍はできるだろう。それをするだけなら各種帝で良い、というのはご尤もだけれど。ヴェルズでは他に「ヴェルズ・へリオロープ」が岩石族で、ヴェルズデッキに少し細工して「E-HERO ダーク・ガイア」の融合ギミックを組み込むならば採用圏内。
●ヴェルズ・コッペリアル
ヴェルズ化した「レアル・ジェネクス・クロキシアン」。特殊召喚できない上級モンスターではあるが、打点は1体リリース2450となかなか高めで、破壊・除外・バウンス何をされようと、タイミングを逃さず相手のモンスター1体をコントロール奪取する、という効果は厄介。カストル、「マンドラゴ」の存在から割とアドバンス召喚はしやすいヴェルズデッキなので、「侵略の侵喰感染」でのサーチも絡めると面白い動きができそう。単順に、1体リリースの上級モンスターとしても汎用性は高め。
●創星神 Sophia
ターミナル世界の神様。らしい。浪漫カードの一種で、シンクロ・エクシーズ・融合・儀式モンスターを全てフィールド上に揃えることで、自身以外の全てのカードを手札から墓地まで根こそぎ除外する。エクシーズ、シンクロは相手も使用してくることを考えてもなんとかなるだろうが、問題は儀式と融合。融合はまだ「簡易融合」や「キメラテック・フォートレス」などでカヴァーできるかもしれないが、儀式要素を無理なく組み込むというのは敷居が高い。儀式デッキを軸にその他の要素を混ぜていく、という形がまだ自然か。
●イビリチュア・プシュケローネ
リチュアのレベル4儀式モンスター。レベル4としてはかなり高いステータスに、ノーコスト・デメリットなしのピーピング、あわよくばハンデス効果を持ち、決して弱くはないのだが、リチュアデッキではある程度統一さえしてしまえば儀式モンスターのレベルによる儀式召喚のしやすさは他のイビリチュアと大して変わらず、効果もステータスももっと強力なものが存在する、というのがちょっと残念。一度降臨させてしまえば「リチュア・ビースト」で何度も蘇ることができる、というのは差別化になるかと思ったが・・・成る程、ビーストでも「アビス」や「シャドウ」「ヴィジョン」等、他に釣り上げたいものは多いわけだ。
●イビリチュア・ジールギガス
リチュアが最終手段として蘇らせた「インヴェルズ・グレズ」だが、逆にリチュアの精神を乗っ取ってここに復活を遂げた、それがこの「ジールギガス」らしい。効果は強力で、1000ライフこそ必要とするものの1ドローにうまくいけば除去と、アドバンテージをごっそり稼いでくれる3200打点。レベル10の儀式と出しにくそうに見えるが、リチュア得意のサーチによって同名カードをコストにしたり、シャドウ・ヴィジョンをコストに使ったりと、割と簡単に出てくるよ。強力なリチュアの新戦力だろう。グレズさんなんでインヴェルズの時にこんだけの実力見せてくれなかったんですかー!
●ジェムナイト・セラフィ
ジェムナイトとセイクリッドの融合という、シナリオ面ではクライマックスに近いところで登場したっぽい融合モンスターだが、そのバックストーリーを重視した結果、光属性モンスターというジェムナイトでは補完できない部分を融合素材に指定され、効果もセイクリッドの特色である「二重召喚」内蔵というこれまたジェムナイトとは大して相性のよくないものを持たされることになった。ステータスも平凡で、ジェムナイトデッキでは対光属性デッキ相手に「超融合」と共にサイドからメタ用として入れ替えられる、といった程度の役割しか持てないだろう。専用に組んでみるのもアリだが。
●ジェムナイトマスター・ダイヤ
個人的には「ジェムナイト・マスターダイヤ」と区切ったほうが格好良いんじゃないか、と思うけどどうでもよかった。イラストは非常に素敵で、効果も決して弱くはないのだが、このカードの融合召喚が優先される状況自体は少なそうだ。打点は「ジルコニア」、それでも打点が足りないなら「プリズムオーラ」による除去と、2体融合でもジェムナイトは充分戦術を使い分けられる。このカードが活躍するのは終盤に「パーズ」あたりが墓地に落ちている状況、もしくは手札に「オブシディア」や「ラズリー」が2、3体以上溜まっているような場合だろうか。墓地に落ちたパーズなども、このカードのコストにする前に「ジェムナイト・フュージョン」のコストにされることが多いのがまた難しいところなのだが。
●ブリキの大公
相手ターンでもフリーチェーンで使える表示形式変更は弱いとは思わないのだが、打点もランク4としては平凡なのだが、残念ながらそれで素材を3体と指定されるとちょっと使おうって気にもならないのだ。
●セイクリッド・ビーハイプ
ランク4セイクリッドはこれと「セイクリッド・オメガ」。状況に応じて使い分けるといいだろう。実質3400打点ということで、その他のランク4エクシーズモンスターとも充分差別化できる。自身以外のセイクリッドにも効果は適用できるため、相手からすれば「オネスト」や「カルート」が2回見えてるような感じ。かなり嫌らしい。1ターンに1度しか効果が使えないため、基本的には自身に効果を適用して守ることになるだろうけどね。
●セイクリッド・トレミスM7
セイクリッドならばどんなエクシーズからでもカオス・エクシーズ・チェンジできるが、それでなくても縛りのないランク6。効果はまどろっこしく書いてるのでいまいちぴんと来ないかもしれないが、ノーコストで墓地のモンスター1体回収、ってそれだけでも十分強いと思う。オネスト拾われるだけでも嫌だし、「エフェクト・ヴェーラー」とか「開闢」とか落ちてると面倒臭いことになる。さらに相手モンスターをバウンスする除去効果を使い分けられる2700打点、これは充分強力だろう。
●ヴェルズ・タナトス
ヴェルズ化した「魔轟神ソルキウス」・・・と、「魔轟神獣ユニコール」。闇属性縛りだが、効果も打点も少し地味。対象をとるとらない関係なしにモンスター効果の耐性を得るが、ステータスは平凡なので殴り負けてしまっては意味がない。後出しなら除去効果を持ったエクシーズモンスター、ヴェルズなら「バハムート」などが優先されるし、先出しするなら「ヴェルズ・ナイトメア」あたりで邪魔したほうがいいことが多い。ちょっと中途半端。
●ヴェルズ・オピオン
ヴェルズ化した「グングニール」。ヴェルズもだが、インヴェルズ的にも新戦力。エクシーズ素材がある限り相手の上級モンスター以上の特殊召喚を許さない2550打点。上級なしでこの攻撃力を越えるのはなかなか難しく、永続効果としてシャットアウトするので「インヴェルズ・ローチ」よりも影響力は遥かに上。エクシーズ素材を取り除くと「侵略の」と名のついた魔法・罠をサーチすることができる。基本的には「侵略の汎発感染」をサーチして魔法・罠に対して身構えるのがベター。インヴェルズならさらに「侵略の波紋」など、選択肢は広がる。2回効果を使うと特殊召喚封じはなくなってしまうが、1回までなら単純にアドバンテージを稼ぐことができる。非常に使いやすく優秀なモンスターエクシーズ。そしてイラストが美しい。
●ヴェルズ・ウロボロス
ヴェルズ化した「トリシューラ」。トリシューラほどの脅威ではなくなっているが、素材3体のランク4としては割と使いやすくまとまった効果を持っている。状況に応じて選ぶことができるのと2750の打点が最大の強みだが、やってることは1ターンに1回、相手墓地1枚除外or相手の場のカード1枚バウンスorランダムハンデスと、トリシューラの効果をそれぞればらばらにして1つ選べるよ、と強力ではあるのだが地味。個人的には今回のターミナルの目玉となるにはちと弱い印象。
●アイアンコール
機械族専用の蘇生魔法。下級限定、効果無効、ターンエンド時に自壊と三重の縛りはあるものの、この手のカードは基本的に便利なはず。「地獄の暴走召喚」や「機械複製術」に繋げるサポート、アドバンス・シンクロ・エクシーズ召喚の補佐と、ご自由に。
●セイクリッドの超新生
セイクリッド縛りの「サルベージ」。バトルフェイズを行えないデメリットはやや大きいかもしれないが、それでもセイクリッドにとってはかなり有難い効果。上級も採用するセイクリッドなら、いっそデメリットを共有して「クロス・ソウル」と合わせてみるのも面白い。
●侵略の汎発感染
ヴェルズ全てに使える「禁じられた聖槍」。相手に使うことこそできないものの、攻撃力ダウンのデメリットはなく、また対象が全体というのも有難い。速攻魔法ならではの機転の利き方は健在で、「ヴェルズ・オピオン」でサーチできるのも良い感じ。インヴェルズデッキでも、召喚権とリリースモンスターを使って出した上級インヴェルズが奈落に落ちていくと一気に不利になることは多いので優秀なサポートになる。
●セイクリッドの流星
自爆特攻を必要とする除去、あるいは相手に戦闘破壊される際に道連れに使う、という使い方になるが、除去手段もセイクリッド得意のバウンス。弱いとは思わないが、うーん、もっと別のカードに枠割けるんじゃないかな。
●侵略の侵喰崩壊
ヴェルズ1体を除外することを条件に、相手2体をバウンス。勝手は違うが、「ゴッドバードアタック」の亜種のようなものだろう。エクシーズモンスターなら除外されても極端には痛くないだろうし、オピオンからこれを引っ張ってくるのも面白い。インヴェルズは「悪夢再び」との兼ね合いでできる限りモンスターは除外したくないところだが、こちらもオピオンからサーチできるようにピン積みしておくともしもの時に役立つことがあるかも。