東方イベントでわーわー言ってたところで、遊戯の話。
ターミナルの新弾は久々。DT第13弾は「星の騎士団 セイクリッド!!」。
今回から登場の新勢力はタイトルにもなっているセイクリッドと、ヴェルズ。ヴェルズは設定的にも関連性がありそうではあるが、インヴェルズも全てこのカテゴリに含まれる。間接的にインヴェルズ強化に繋がっ、てるのかな・・・?
ジェムナイト、ラヴァルの強化っぷりはなかなかのもの。
●ジェムナイト・サニクス
前弾に引き続いてのデュアルモンスター。炎属性なので「ジェムナイト・ガネット」との選択になるのだろうか。攻撃力こそ100劣ってはいるが、アタッカーとしてはとりあえず十分な1800の攻撃力を持ち、デュアル後の効果は戦闘破壊をトリガーにジェムナイトをデッキからサーチ。魔法・罠でも良いので「ジェムナイト・フュージョン」のサーチも効くが、こちらは他にもサーチ手段は多いし効果も必須というわけではないか。とはいえ、これだけデュアルモンスターが増えれば「デュアルスパーク」や「スーペルヴィス」も腐りづらくなるし、デュアルと融合を組み合わせた面白い戦術も考えられそうだ。
●ラヴァル・フロギス
こんな感じの効果の、初期ラヴァルにいたよね・・・確かラヴァルって名前はついてなくて・・・何だっけ?
●リチュア・アバンス
リチュアの特色のひとつがデッキトップ操作。だが、これはリチュアデッキを組む上で必要となる効果ではない。「リチュア・ディバイナー」等を使った専用デッキって組めるかなあ。
●ガスタ・グリフ
鳥獣族のガスタにしては珍しくチューナーではない。ガスタおなじみのリクルート効果を持つが、条件は手札から墓地へ行くこと。能動的に手札を切るカードはガスタにはないが、「サンダー・ブレイク」等を多めに積んでおけば丁度良いコストとなる。リクルート効果の発動がやや面倒な分、リクルート先はガスタであること以外に制約はないので、ガスタのリクルーターとしての範囲は最も広い。
●セイクリッド・シェラタン
セイクリッド版「エアーマン」。その分通常召喚したあとは低攻撃力をさらけ出すことになり、できるだけ早くエクシーズ素材なりに使ってしまいたい。種族は獣だが、この攻撃力では獣族で3枚積めた頃のエアーマンと同じ役割を期待するのは難しいだろう。
●セイクリッド・ダバラン
セイクリッドはこの手の効果が非常に多く、とにかく手札から2枚並べてエクシーズ召喚しよう、というわかりやすいテーマ。そしてほぼ全てが通常召喚時にしか効果を発動できない。特殊召喚に対応してないがゆえに、できるだけ通常召喚で並べたいんだよねえ。墓地やデッキからの特殊召喚なら流石に使い勝手良過ぎただろうが・・・。
●セイクリッド・グレディ
「ダバラン」が3ならこちらは4を並べる。わざわざレベル分けなくても、手札からなんだから「セイクリッドの名のついたレベル4以下のモンスター」じゃダメだったのか・・・。ちなみに現時点でランク4のセイクリッドは存在しないので、素直に「ホープ」とかその辺に化けよう。たぶん次のDTあたりでランク4セイクリッド出そうな気がする。
●セイクリッド・ポルクス
やってることは結局手札から2体並べる、なんだけどこちらは「二重召喚」。通常召喚時に効果が発動するセイクリッドとしてはこちらの効果のほうが嬉しい。同レベルを並べてエクシーズ! がテーマで、通常召喚が大事なのにランク4にまだセイクリッドがいないのは残念だなあ。レベル5セイクリッドのアドバンス召喚への足がかりが今のところメインとなる使い方か。レベル3のダバランもこのカードと効果全く同じで良かったんじゃん・・・?
●セイクリッド・エスカ
レベル5のセイクリッド。レベルが上がった代わりに特殊召喚にも対応した「シェラタン」。特殊召喚でも効果が発動するのは有難く、わかりやすい「スピカ」→「エスカ」、という流れでサーチしつつランク5エクシーズの流れを作れる。現時点でセイクリッドが狙っていきたいのはそこだろう。
●セイクリッド・スピカ
こちらも上級モンスターで、効果はダバラン・「グレディ」と同じ、手札の同レベルモンスターをぽこっと出す。上級モンスターを通常召喚しろとの条件ではあるが、その分特殊召喚できるのもレベル5。また、レベル5のセイクリッド・エスカは特殊召喚でもサーチ効果を発動できるので、とりあえずピンポイントでそこを狙っていきたい。ランク5エクシーズは強力なものが多いので、ランク5エクシーズを狙いやすい、というデッキの個性は悪いものではない・・・と、思う。
●ヴェルズ・へリオロープ
ヴェルズは、過去のターミナル勢がヴェルズ化した姿とか、そんな感じの設定らしい。効果は最近のテーマにしては珍しく、同テーマ内でのシナジーを無視したスタンカードだらけ。また、ステータスの下二桁が50に統一されてる、と、随分と不思議なテーマだったりする。で、こいつはバニラ。フレーバーテキストが中二病。どうも、ヴェルズ化する前の姿は「ジェムナイト・エメラル」っぽい。イラスト以外には、ステータスの合計値とか、種族とかで判別できそうだ。
●ヴェルズ・ザッハーク
同じヴェルズでもあるし、ステータスも効果も「インヴェルズの先鋭」に似たものがある。インヴェルズの先鋭もそうだが、1900クラスのアタッカーを採用していない場合、レベル4以下のモンスターで1850の攻撃力を超えるのは難しい。このカードに魔法・罠除去を使わせることができればそれはそれで良し、上級モンスターと相打ちを取れればそれもそれで良し、である。闇属性やドラゴン族デッキのアタッカーとして候補にも入るし、ヴェルズで統一するならやはり優秀なアタッカー候補だろう。こいつは何がヴェルズ化したんだろう。そういうのとは違う、純粋なヴェルズなのか、もしくは何かがヴェルズ化した設定ではあるけど、オリジナルのモンスターはOCG化されていないのか。
●ヴェルズ・カイトス
自身をリリースして魔法・罠破壊。自身リリースとは結構コストとしては大きいなあ。効果だけなら「結界術師メイコウ」のほぼ上位互換ではあるけど・・・。水族ってことはヴェルズ化前はリチュアの何かだろうか。
●ヴェルズ・オランタ
こちらは「カイトス」と違ってモンスター破壊。要は準アタッカーとして運用可能な「ならず者傭兵部隊」だが、それだけに「奈落の落とし穴」に引っかかったりといった不安はある。ヴェルズ化前はラヴァルの何か・・・っぽいのだが、ステータスは当てはまるのがいないなあ。・・・フレムベル?
●ヴェルズ・マンドラゴ
「サイバー・ドラゴン」系の特殊召喚モンスター。自分の場が相手の場よりモンスター数で負けていれば、と条件はサイバー・ドラゴンより軽く、また下級モンスターなので腐りにくいのが利点。ステータスは中途半端なので、これは素直にシンクロ・エクシーズ・アドバンス召喚と、好きに使ってしまおう。レベルがあと2低ければ、召喚権を使わずに「超栄養太陽」のコストにできたのになあ。ヴェルズ化前は・・・流石に思い当たらないや。
●ヴェルズ・フレイス
リバースでバウンス。弱くはないが、地味な印象。似たような効果を持ってるモンスターは多いので、ヴェルズの名とステータスを活かす形になるか?
●イビリチュア・リヴァイアニマ
レベル8の儀式リチュア。そこそこの攻撃力に加え、殴るたびに擬似1ドロー。スペックはなかなか。同じレベル8の「ソウルオーガ」とは役割も違うし、使い分けが可能。これでリチュアの儀式モンスターはレベル6もレベル8も2体ずつ。レベル6軸、レベル8軸と組み方を変えるのもいいが、「シャドウ・リチュア」「ヴィジョン・リチュア」を擁するリチュアデッキなら共存も可能だろう。
●ジェムナイト・ジルコニア
正直、ジェムナイトが最も欲しかったところではないだろうか。バニラではあるが2900という高打点は文句なし、何より融合素材のジェムナイト+岩石族という緩さが素晴らしい。今までは処理に困っていた「ジェム・タートル」や「ジェムナイト・クリスタ」を融合素材にできるのはかなり大きい。「ジェムナイト・オブシディア」2体融合とかもできる。いや、このカードの存在は大きい。ジェムナイトの融合デッキには必須カードだろう。
●ラヴァルバル・チェイン
「リチュア・チェイン」がラヴァルに取り込まれたのか、もしくはその逆か。ステータスは元となったリチュア・チェインのままだが、汎用性のある効果を2つ兼ね備えている。魔法・罠も落とせる「おろかな埋葬」に、モンスターのデッキトップサーチ。墓地肥やしはラヴァル、デッキトップサーチはリチュアらしい効果ではある。何だかえらく高騰しているようだが、どこでどんな悪さを見せてくれるのやら。
●ダイガスタ・エメラル
こちらはジェムナイト・エメラルがガスタに身を染めた姿。こちらもステータスは下級モンスタークラスだが、効果はいい感じ。小さくなった「貪欲な壺」に、バニラ限定「死者蘇生」。前者の効果はリクルーターの多いガスタに、後者はバニラやデュアルの多いジェムナイトに相性のいい効果ではあるが。テキストの書き方が、上手いこと「ジェムナイト・パール」や「ジェムナイト・ジルコニア」も蘇生できるようになってるのはジェムナイト的にはいい感じね。
●セイクリッド・ヒアデス
光属性、ランク3の縛り。あまり条件に合致して出しやすいデッキが思いつかない。効果も、このカードのエクシーズ召喚を積極的に狙っていくほど魅力のあるものではない。表側守備・・・スパイダーを思い出すが・・・いや、なんでもない。
●セイクリッド・プレアデス
光属性縛り、ランク5。ステータスも及第点、効果はフリーチェーンの生きる「強制脱出装置」と、なかなかに強力。モンスター以外を戻すこともできるのは覚えておいて損なし。同じランク5には「ティラス」に「ヴォルカザウルス」とライバルは多いが、セイクリッド等、出せるデッキではこのカードも使い分ける候補に入るというだけでも違うはずだ。たぶん。
●ヴェルズ・ナイトメア
闇属性縛りランク4、なので出そうと思えば出せそうなデッキは割と多そう。相手の特殊召喚に反応して「月の書」する。基本は起動効果や戦闘の邪魔であり、役割としては多少「インヴェルズ・ローチ」に被るところがある。ステータスも攻撃力と守備力、どちらが高いかという程度の差であり、どちらもヴェルズだったりする。エクシーズモンスターや低レベルモンスターの特殊召喚にも対応しているので、その辺はうまく使い分けかな。ちなみにヴェルズ化する前は「XX-セイバー ボガーナイト」っぽい。
●ヴェルズ・バハムート
これはどう見てもわかる、ヴェルズ化した「氷結界の龍 ブリューナク」だ。縛りはヴェルズ2体のランク4なので、主にヴェルズ・インヴェルズデッキ専用となる。手札のヴェルズを捨てることで、相手1体を表示形式関係なく永続的にコントロール奪取する、とテーマデッキのボスとしてはなかなか強力。ヴェルズに関してはわからないが、インヴェルズデッキならば上級が引けなかった場合、下級インヴェルズの使い道がさらに増えた。手札コストも「悪夢再び」で賄いやすいため、朗報といえよう。
●炎熱伝導場
なんかキチガイカード扱いされてるよ。ラヴァル的にはそんなキチガイなん? ・・・まあ、「真炎の爆発」がキチガイなのは知ってる。・・・うん、キチガイなんだろうな。
●リチュアの写魂鏡
リチュア3枚目の儀式カード。儀式コストをレベル分のモンスターではなくライフで支払える、というカードではあるが、レベル6で3000、レベル8で4000のライフを払うっていうのは流石にちょいと重い。また、リチュアデッキはサーチ・サルベージ多いから、儀式コストもそこまで困らない。レベル3とかの儀式モンスターが出たら注目かもしれないけど・・・なさそうだよなあ。
●セイクリッドの星痕
セイクリッドデッキを組む、というかセイクリッドのエクシーズモンスターを選択する理由のひとつになりそうなのがこれ。要は「冥界の宝札」みたいな感じで、張っていればセイクリッドをエクシーズ召喚するたびにドローが可能。1ターンに1度、ドロー枚数も1枚と調整の跡が見て取れるが、エクシーズ召喚でなくても、蘇生等の特殊召喚でもドローは発生する。最も、エクシーズ素材のない状態のエクシーズモンスターを蘇生したりするタイミングがあるかはわからないが・・・1ドローできるならそういうこともあるか。とりあえず、折角セイクリッドを組むのであれば積んでみよう。
●廃石融合
ダブレット・フュージョン。いわゆる「ミラクル・フュージョン」ジェムナイトVer。違いは、罠であることと、エンド時に自壊すること。「D・D・R」等で除外ギミックを利用するにも、たぶんジェムナイト・フュージョンの回収効果で事足りるし、エンド時の自壊は痛い。フリーチェーンの罠といえど、融合系のカードとしては1度伏せないと使えないタイムラグのほうが大きい気がする。面白いカードだとは思うのだが、採用されるかは怪しそう。
●ガスタの風塵
ガスタ全てを「アンティーク・ギア」化する。アンティーク・ギアよりは「ジェムナイト・マディラ」と言った方が正しいが、わかりにくいか。ガスタは攻め込む時に一気に攻め込むテーマ・・・なのかな? 単体では腐りやすく、アドバンテージが稼げるわけでもないので扱いは難しそう。「大寒波」代わりに使うにも、フリーチェーンのカードは平気で使われちゃうしねえ。
●侵略の侵喰感染
ヴェルズサポート。現時点でヴェルズで統一する理由はこれと、「ヴェルズ・バハムート」がエクシーズ召喚だけだったりする。手札またはフィールドというのは面白く、除去を回避したりといった使い方も可能。また、デッキに戻した同名カードをまた手札に加えることもできるので、召喚時効果を使い回すこともできなくはない。手札が上級・下級に偏られると困り、また召喚時効果を使いまわしたい上級モンスターの多いインヴェルズにも相性は良いように思えるのだが、永続罠であるため、「インヴェルズの斥候」との共存が難しい。これを使ったインヴェルズデッキを組むなら、リリース要員の確保手段を別に準備する必要がある。